小さな頭が今日も必死に策を練る
[最終更新日]2017/10/20
娘の小賢しさに磨きがかかる
愛しの娘が6歳を目前にどんどん「こざかしさ」が増しています。
初めて「小賢しい」と感じたのはチロルチョコの半分この時。
あの時はまだ3歳くらいだったと思いますが、良くもまぁ正論を考えたものだと感心しました。
始まりの小細工、娘のチロルチョコ論理
- 1つのチロルチョコを半分こする
- 娘はさっさと自分の分を食べる
- 僕の半分を指さし「半分こしなければならない」と指摘する
- 半分を更に半分にして娘は結果的に3/4を胃袋に入れる
このチロルチョコをはじめとして、娘は色々な小賢しい論理を今日も提供してくれています。
その小さな頭がフル回転しているんだなぁと思うと何と愛しい事か!
TVが見たくて仕方が無い娘
我が家はTVを基本的に見ません。見るとしてもappletvのhuluかyoutubeですが、それも殆ど見ません。
見てもいいのは「食事の準備に時間が掛かる」という場合だけ。
そんなルールの我が家ですが、娘はそこに独自ルールを持ち込むようになりました。
- 用意された夕食が熱すぎて食べられない
- 冷めるまでの時間が勿体ないからTVを見る
冷めるまでの時間はオセロや折り紙でいいじゃない、と提案しても「TVが良い」と譲りません。
まぁ別にいいかと「OK」を出したところ。。。。。
やたら冷めない食材が増えていく
熱い料理が冷めるまでの時間ならTVを見てもいい。僕が許可した途端に様々な食材が冷めにくくなりました。
僕は「味噌汁」とか「ココア」とかそういった飲み物系が当てはまる程度だろうと高を括っていましたが、子供の論理はそれを軽く超えてきました。
- 30分間熱くて食べられないマフィン
- アニメが1話終わるまで冷めない味噌汁
- 1口食べるたびに熱さが蘇るソーセージ
- チンすらしていないのに熱すぎる魚肉ソーセージ
娘の自己申告を聞き続けていると無限ループだと思い、「どれくらい熱いのか確かめてみる」と言った瞬間に「アチチ、アチチ」と言いながらもしっかり両手で掴んで、僅か数口でバクっと食べてしまう娘。
完全に証拠隠滅。
僕が口に出さなかったら1時間以上も熱いままだったのだろう。
これが子供だ!
コンビニで何かを買いたくて仕方が無い娘
娘のお迎えは基本的に「徒歩」です。
僕は世の中の子供はもっと歩くべきだと思っています。
車で移動して習い事を掛け持ちするよりも毎日歩く習慣をつける事。それが身体の成長には一番だと考えているのです。
そこで娘を使って正に実験をしています。
帰り道は絶好のコミュニケーションの場にもなるので僕的には大満足です。
ですが、最近の娘は非常に小賢しくなっています。
我が家では週に一回、土曜日のお迎え時だけコンビニで好きなものを買って良いというルールがあります。
娘はそのルールを毎日のお迎えで適用しようとしてくるのです。
ごねても通じないと娘は気付き、行動で示してきた。
平日のお迎えでも「コンビニに寄りたい」といい始めた娘。
コンビニに寄れるのは週末だけ。それが我が家のルールである。
僕は娘にはっきりと伝えました。
それでもごねる娘でしたが、僕は頑として聞かずテクテクと帰ります。
我が家は「言葉では何も変わらない。行動せよ」を家訓としているのですが、何とまぁ娘は娘なりに行動に移してきました。
- 帰り道のコースを「コンビニ経由」に切り替えてきた
- コンビニの手前で「喉が渇いた」と毎回ボヤく。
- コンビニの手前で「お腹が減った」と毎回ボヤく。
- コンビニが近付いてくるとコンビニの話題ばかりしてくる
- さも偶然のように「あ!コンビニがある!」とわざわざ知らせてくる
こんな行動を取る様になりました。
何とわかりやすい行動だろうかと笑っていた僕ですが、余りにしつこいのでこちらも行動に出ました。
- お迎えの際にお茶を持参するように。
- お迎えの時にスナックパンを持参するように。
娘の論理を潰しにかかったのです。
その対応に娘は流石にグぅの音も出なくなりました。「まさかここでそれが出てくるとは」という感じです。
ですが娘はまだ諦めていませんでした。
コンビニの手前で「おしっこ」というようになる
喉が渇いた、お腹が減ったというアピールが通じなくなった娘。
これで収まるだろうと踏んでいた僕に対して第二の矢が放たれたのです。
「パーパ、おしっこ漏れる」
これが毎日、コンビニの50m手前で起こります。
- 「我慢して」に対しては「無理、漏れる」とのこと。
- 無視して通り過ぎようとすると急にモジモジ歩きが始まり牛歩戦術。
- 「コンビニなら綺麗なトイレがあるんだけどな」と教えてくれる始末
そこまでしてコンビニに入りたいのか。
保育園を出る時に「おしっこしといて」と言っても「出ない」と言い、途中の公園で「おしっこしとこう」と言っても「出ないからいい」と言っていた娘。
それがコンビニが見えると突然尿意を催す。
トイレを借りて手ぶらで帰る訳にもいきません。
悲しいが娘の作戦勝ちと言わざるを得ない。
お菓子がセットされたカゴを渡してくる娘
止む無くコンビニに入り、トイレへ向かいますが。。。。。
予想通りオシッコなんて出やしない。
仕方ないから「ご飯のおかず」でも買って帰ろうかと品定めをしていると。。。。。
「パーパ、カゴがいるでしょ」
と娘はカゴを渡してくれます。が、そこには何故かチョコレートが。
- 僕:「何?このチョコレート」
- 娘:「え?チョコレートって?」
- 以下省略
仕方が無いからレジへ行くと「今日は〇〇ちゃんが買う練習する!」とのこと。
おお、偉い。それは頑張れと送り出す僕。
大人になったなーと見守っていると、レジでおねーさんに向かって
「ピザまんくださぁぁい!」
それが真の目的か!!!
何かもう笑うしかないです。
娘は今日も目的達成の為の策を練る。
子供はシンプルで明快です。目的がはっきりしているからわかりやすい。
そして子供は子供なりに「必死に考えて」目的を果たそうとしてきます。
大人からすると「良くもまぁ、そんなことを思いつくもんだ」と感心する事が多いです。
バカバカしくて笑ってしまうのですが「この小さな頭で一生懸命考えたんだろうなぁ」と思うとニヤニヤしてしまいます。
こんな時に「駄目なものは駄目!」と大人の論理で跳ね返すのは簡単なのでしょう。でも一生懸命考えたご褒美として見逃すというのもアリだと僕は思います。
ただ、子供は一度通ると「味を占める」というデメリットが出てきます。