【FS伝記(A校):1章】偶然、2年生に空きあり!
[最終更新日]2021/03/21
近くにあったフリースクール
娘の居場所は「在籍校」では無いかもしれない。そう感じ始めた僕は娘にとって最適な場所を探そうと決めました。
- 最低限の学力確保ができる場所
- 余り全体規律重視では無い場所
- 娘が今のまま輝ける場所
そんな都合の良い場所なんてあるのだろうか。自由な校風が選択できると言えば私立だろうが、私立小学校なんてお受験の世界だろうに。参ったな。
そんな事で悩んでいたところ、知り合いのシングルママから素敵な情報を貰いました。
こんな学校もあるで。フリースクールやけど。私も親にそこ提案されたことある
おぉ、何てタイムリーな情報!しかも近いし!
車で15分圏内にそれはあった。
ママ友から紹介された学校。そこは「不登校 ○○」と検索したらすぐに出てきました。
あ、ホンマや。
「登校渋り ○○」と調べていたので検索でヒットしていなかったみたいです。「不登校 〇〇」と検索していなかったのは自分がまだ認めていなかったからかもしれません。
娘は「登校渋り」であり「不登校」ではないと。
ただの言葉遊びですが、当事者の時はその境界線がとてつもなく大きく感じるのです。1つ勉強になりました。
とにもかくにも車で15分圏内にあり、通勤途中にある。これなら通学になっても大丈夫だ!
ただ一つだけ問題がありました。
今は4月。もう入学式は終わっていたのです。
重なる偶然。3日前のツイートが奇跡!
ママ友によって導かれたフリースクール(以後スクールA)は1人1人の主体性を大切にしようというスローガンの学校でした。要は公立校のガチガチの規則で子供を固めていくのは止めようというもの。オルタナティブスクールという位置づけでした。
娘にはそれがいい。そして場所的に近い。職場と実家の丁度間に存在している。ただ、問題はもう新学期が始まっているという状況だ。
途中で合流とかできるのだろうか。取り敢えずそこらへんの情報を得ようと公式ページを探検していると。。。
2年生1名追加募集
持ってる!持ってるぞ!!
ピンポイントで2年生を1名追加募集。このツイートは3日前。これもきっと何かの縁だ。そう思おう。
取り敢えずの道が開けました。
入学に向けて行動開始
さて、募集は掛かっていますが油断は禁物です。
- 椅子の数は1つ。他に受験生はいないのか?
- 今の娘を受け入れてくれるのか?
- 娘がここに馴染めるのか?
この問題を全て解決して初めて娘は新しい場所を獲得できます。という訳で早速連絡を取る事にしました。善は急げです。
示された道筋
スクールAに連絡を取ったところ、今のところはまだ希望者が出ていないとの事。早い者勝ちになるそうです。そして入学までの一連の流れが以下の通り。
- 親子で説明・見学会に参加
- 子供の体験入学
- 入学考査
この3つのプロセスを経て晴れて入学可否が出るそうで。僕は仕事の調整が必要だったのでまずは祖母に娘を託して「1.説明・見学会」への参加をお願いしました。体験入学の手続きはその場でお願いしておきました。
説明・見学会での娘の反応は上々。興味を持っていたそうです。祖母は余りに自由な校風に驚いたと言っていたが「この子にはこれくらいがいいのかもしれないね」と在籍校よりも好印象でした。
ただ一点「廊下ですれ違ったスタッフさんが挨拶をしなかった。それだけが気になる」とポツリ。在籍校でもそうでしたが、最近は「来客対応が担当以外は適当」が当たり前になっているのかなぁと。僕の会社だったら大目玉である。
少し気になる点だが、僕はその場にいないので何とも言えません。とにかく体験入学の手続きも完了しているので僕がこの目で確かめようと思いました。
娘の状況は先に伝えておいた
さて、話が少し前後しますが、スクールAへの問い合わせの際「娘の現状と課題」については先に伝えておきました。恐らく体験入学でいきなり「1人」は絶対に無理だと判断していたからです。
- 最初は付き添いでいきたい
- 体験期間を使って父子分離を達成したい
- それが無理なら入学は諦める
何という無茶ぶり。ですが、フリースクールという場所は集まる子供の状況が特殊なのでこういった臨機応変の対応力はあるだろうと期待しての申し出です。無理なら無理で縁が無かったと思えばいい。
「不登校」で検索出てるし。
返事は「OK」でした。窓口担当では不安だったのでピラミッドの頂点である学長に話を持っていって了承を得ました。流石フリースクール、決断早いし柔軟だと感動しました。。在籍校じゃあり得ないスピード感。
そして期待と不安を抱えた娘を連れ、スクールAの体験入学へと向かいました。
>>次は「体験1日目」