【不登校伝記(2年3学期):3章】遠足アカンかった事件簿
[最終更新日]2021/03/21
授業を1つ抜ける自由を得る事で再び安心感を取り戻した娘。
毎日日替わりで友達と暗くなるまで遊び倒している娘。
順調に前進している時には躓きがやってくる。
楽しみにしていた遠足
娘にとっての一大イベント。それは「遠足」です。3学期には遠足がある。それだけで娘のテンションは爆上がりでした。
うぉぉぉぉーーーー!
遠足の日には花丸をカレンダーに書き込み、おやつの事ばかり考えている娘。どんだけ楽しみなんだ。
遠足まではついていけないので、この楽しい一大イベントはまた娘にとっての良い経験になるかなと期待していました。娘にとっての起爆剤になればいいなーと。
状況の変化が不安と化した!
結論から言うと学校の正門を潜るまでは楽しみにしていました。ただ、整然と集合している友達(もはや群衆)を見た時点で固まった。僕の手にしがみついてくる。
ですよねー
これは僕にもわかる。この遠足の独特の空気感。ピリッとしつつもテンションが噴出しそうな独特な空気。
今の娘にはまだキツイかな。というか後から合流はキツイな。
そう、予定では教室で合流してからこの集合場所に「皆で行く」という流れだったので「それならいける」と判断をしていたのです。
遠足だからといつもより10分くらい早めに来たところ、学校側はもっと早かった!甘かった!20分くらい早くすべきだった!
痛恨のミス。
担任の先生には「×」サインだけ送って皆を見送りました。「無理?頑張れない?」と聞かれたら今のこの子は折れる。マズいどうしよう。そう思ったものの、先生は先生で察してくれてアイコンタクトで了解を得ました。
先生、ファインプレーや!ありがとう!
無事に皆を見送り、こちらも「遠足」に行く事にしました。3学期の個人テーマは「躓いても立て直すか否か」にする。今した。
こういうイレギュラーも楽しもう
娘は遠足には行けなかった。それはそれで仕方が無い。問題は「じゃあどうするか」です。
皆は遠足に行っている。じゃあ、こっちも遠足に行こう。
このわかりやすい論理で親子遠足に行くことに。例によって娘と一緒に分析をしました。
- 何故、行けなかったのか
- どうすれば行けたか
娘の返答は早かったです。
- 皆が集まってワイワイガヤガヤが怖い
- 教室から一緒にならいける
わかってきたねー
学年集会などのワイワイガヤガヤは皆と一緒に教室から行けているので、その通りだと僕も思いました。
出来上がった空間に「後から入る隙間」を見出せないんだろうなと思います。
わかっているならそれで良し。遊ぶぞ
結局、その日は隣の県まで2人で遊びに行ってきました。
仕事もセーブしないといけないので財布は寂しくなる。でも、娘とこうしてゆっくり過ごせる訳だからそれはそれでいいか。
そう考える事ができる自分も不登校・行き渋り親のベテランになってきたかもしれない。
>>次は「安定からのまさかのコロナ」