父子家庭で娘、それ私だ

父子家庭で幼稚園を諦めた理由

[最終更新日]2019/12/25

ざっくり言うと

  • 父子家庭で幼稚園はキツイと思う。
  • 役員と延長保育が特にキツイ。
  • 認定こども園も「フルタイム」が何処までいるか、が肝。
  • 結果論だが、僕は保育園に転園して本当に良かった。

父子家庭で幼稚園。僕も悩んだ。

父子家庭となった時、娘はまだ2歳でプレ幼稚園に通っていました。

プレ幼稚園では友達もできて、娘も気に入っていたのでできればこのままここでお世話になれたらと思っていたのですが、中々そうもいかない事情が出てきました。

今となっては仕方ないのですが、広報で流れる情報と中身は中々一致しない良い例だったと思いますのでここに記載しておきます。

ちなみに、我が家の場合は

  • できれば幼稚園に入れてあげたい。
  • プレ幼稚園に合格できた
  • 近くに「こども園」が無かった。
  • プレ幼稚園の園では働く家庭支援をしていた。⇒ラッキー!
  • 自治体も子育て支援を積極的に行っていた⇒ラッキー!

という前提条件でいました。

では、何故そんな我が家が幼稚園を諦めたのかをご紹介します。

【前提】幼稚園の延長保育は頑張っている。

幼稚園の延長保育は基本的に何処も6時~7時くらいまでと、結構長く設定されています。

延長料金は日払いで500円くらい。

月額なら13,000円くらいが平均みたいです。

これだけ見ると「頑張れば何とかなるか」と思ってしまうのですが、そうは問屋が卸してくれません。

制度としては確かに整っているものの、実際の利用レベルで考えてみると中々「都合良くはいかない」事が出てくるのです。

①利用者の人数が少ない

これが一番痛かった。痛過ぎた。

子育てを積極的に支援してくれる幼稚園とはいえ、多くの家庭は「専業主婦」なんです。

なので延長保育を利用する人数が余りに少なすぎました。

娘の通っていた幼稚園は園児が300人くらいいたのですが、それでも5人~6人。

二桁になる日はまずないと言われました。

それどころか、最後まで残るケースは稀で、独りぼっちになる可能性が高いとも。

平日でそれなら長期休暇なんてどうなるのか。

もうこの時点で幼稚園という選択肢は極めて難しくなりました。

②ママの利用目的が就労中の保育ではない。

働くママを応援している幼稚園の延長保育。

僕はてっきり利用者は皆働くママだと思っていましたが、そういう訳でもありません。

習い事の時間までの繋ぎに延長保育を1時間使ったり、ママ友間の時間調整に延長保育を利用したりという「ピンポイント利用」が主流でした。

なので、どんどん夕方前に延長保育利用児も帰宅してしまう。

ただでさえ利用人数が少ないのに、その上ピンポイント利用者が結構いるとなると、実質の働くママの延長ケースは数人レベルです。

これは僕の勉強不足でした。自治体の広報誌を信じすぎた。

③子供の事を考えると「パートママ」の応援システムが限界。

毎日の延長利用者は園全体でも1~2人とのこと。

更に殆どのママは週に2~3回のパートタイムでの就労をしているとのことでした。

つまり、パート終了が3時くらいなので、幼稚園降園後の1~2時間を延長利用するケースが「全体の数%いる」というレベルだったのです。

フルタイムの人間が延長保育をフルに使って子育てをしようものなら、子供は毎日「先生に囲まれて独りぼっち」という状態が続きかねません。

「教育」か「保育」かで 悩む以前の問題でしたw。

まぁ、謳い文句と実態の乖離は広告では良くあるお話ですね。

④2015年からは「認定こども園」が増えるので注目だが。。。

今回、僕の場合はこんな理由で幼稚園の進学を諦めました。

ですが、2015年以降は「幼保一体」の「認定こども園」が増えてくると思います。

なので「教育」を大事にしながらフルタイムで働くという選択肢が一気に広がると思います。

思いますが、僕がぶつかった壁が「認定こども園」なら無いという保証は「無い」です。

「幼保一体の新施設」とはいえ、本来は幼稚園としてあったものが発展する形なので、主流はどうしても専業主婦家庭になるでしょう。

なので、降園後の保育コースに何人くらい残るのか。

またその何人がパート勤務ベースなのかで「子供の環境」が全く変わってきます。

そこは僕達保護者がしっかり見極める事が大切かと思います。

これ、保育園が教育機能を持つ「認定こども園」になるなら最高だったかもしれませんね。

○余談

さて、幼稚園を諦めた僕はすぐさま保活へと切り替えたのですが、運が良い事に自宅から自転車で2分の場所に「認可保育園」ができるという偶然が起こりました。

これも何かの縁だと思い、気持ちもスッと切り替えができました。

お陰さまで今はそこでお世話になっています。

人生は何が起こるかわからんものです。