父子家庭の娘が持つ親が居ない事へのコンプレックス
[最終更新日]2019/12/25
ざっくり言うと
- 親が居ないというより「母との繋がりが断たれている」事が問題
- 同居してなくても「ママとも仲良しだよ」と言える状態が無い。
- 母子の繋がりを大切にしてあげれば大丈夫だと思う。
「親がいないと答えるのが辛かった」という意見。
「父子家庭あるある」の掲示板でこんな事が書かれていました。
数的にはそれ程多くは無かったのですが、気になったので掘り下げてみました。
これは「親が居ない事」よりも「母との繋がりが無い」事が問題
僕が感じた一番の問題はここだと思います。
日本の悪いところ。
とにかく「離婚」した後の親としての協力関係が全く無いケースが多い。
夫婦関係と父母としての関係がごっちゃになっている。
離婚家庭であっても、父子家庭であっても「母親はいる」のです。※母子家庭の場合なら「父」はいる。
大人の事情で離ればなれになったとしても、子供にとっては「大好きな親」に違いありません。
親から辛く当たられても、子供は親を嫌いになれない。
だから「自分が悪い」と思い込んでしまう。
傍にいる親の感情は子に伝染する。
基本的に親を嫌いになれない子供が親を嫌うとき、それは大抵「片方の親が持つ嫌悪感が伝染した」と僕は思っています。
一方の親が他方の親の悪口を子供に言う。
それは本当に最低の行為だと僕は思う。洗脳に近い。
中にはそれを狙って「敢えて夫婦喧嘩を子供の前でした」という強者もいました。
話を戻しますが「親がいる・いない」という点がクローズアップされがちですが、僕は「傍にいない親との繋がり」が希薄だから余計にコンプレックスになるのだと思います。
毎日、週一、月一でも、定期的な連絡が取られているならば「一緒には暮らしてないけど、仲良しだよー」と言葉が繋げられるからです。
物理的な距離感ではなく、心の距離感なのだと僕は思う。
そこにいない元妻の悪口は事実であっても言うべきではない。
子育て第一に考えるのであれば、離婚理由が例え
- 借金
- 不倫
- 失踪
- 宗教
のいずれであったとしても、子供に言うべきではないと思う。
「パパ・ママは家族にはなれなかった」という表現で良いと思います。
「家族にはなれなかったが、親として協力しているよ」と。
離婚に関して、相手の落ち度を子供に説明するのは「自己弁護」に過ぎません。
自分は悪くないんだと。
子供はどっちが悪いとかよりも「私は捨てられたのか」と受け止めかねないので絶対にすべきではないと思います。
純粋な子供に憎しみの種を植え付けるメリットは何も無いです。
話をまとめると「私は両親から愛されているんだ」と自信を持てる状態にしておくことが大切ということ。