「寝かし付け」は北風と太陽だ。無理やり寝かそうとしても眠らない。
[最終更新日]2021/03/23
ざっくり言うと
- 「眠たくない子」を無理やり寝かそうとするから手こずる。
- 子供はエネルギーが空になれば一瞬で落ちる。
- 「寝かせる」コツより「嫌でも寝る」状態に子供を持っていこう。
「寝たくない」子は中々寝ない。
寝かしつけにてこずる、という話は就学前くらいまで良く聞きます。
こういう話は「寝かしつけのコツ」の話に流れるケースが殆どなのですが、正直な話もっとシンプルに考えて良いと思います。
ズバリ「寝たくない・眠たくない」から寝ないだけだと。
本を読む、添い寝をする、色んな方法がそれぞれの家庭であると思います。
あると思うのですが、スッと寝てくれるのは方法論がどうこうというよりも
「本人が眠たいか否か」
ただそれだけだと僕は言いたい。
子供はエネルギーが空になれば一瞬で落ちる。
子供はその瞬間瞬間を本気で生きる生き物です。
なので常に全力投球で生きています。エネルギーの出し惜しみなんて一切ありません。
エネルギーを出し切ったらコテンと寝てしまい、数時間で完全復活する。それが子供です。
なので、昼であろうと夜であろうとエネルギーが切れたらコテンと寝る。
そういう生き物なんです。
良く「スイッチON/OFF型」という子供のタイプ分けを耳にしましたが、子供は基本的に全員そうだと思います。
エネルギーの消費量・容量の個人差はあれど、使い切ったらパタンと寝る。
余っていたら眠らない。
だから「寝かしつけの方法がマズイのか」といった「難しい事」を考えなくて良いと思います。
単にエネルギーがまだ余っている。
それだけなんです。
「寝かせる」コツより「嫌でも寝る」状態に子供を持っていこう。
一緒に遊んだらええだけやで
寝かしつけについてはとにかく「ノウハウ」関係の情報ばかりが目立ちます。
正直、男性には苦手なものが多いと思うので、僕ら父子家庭はもっと単純に体力勝負の寝かしつけでいいと思います。
お迎え後は遊ぶ
これだけです。
お迎えをしてからの時間は夕食とお風呂を含めて「子供と遊ぶ」以外を最小限にする形です。
僕の場合は
- 娘の自転車で送迎する
- 徒歩で送迎する。
- 帰り道の公園で遊ぶ。※遊ばせるじゃなくて一緒に遊ぶ
- 就寝前に湯船にしっかりつかる
- 就寝前に寝室でじゃれ合う
- 乳幼児の時期は体操とか手遊びの無限ループ
等の方法で遊んでいます。
とにかく「お迎え」によって上がったテンションを一気に使い果たすような感じで子供に合わせて過ごします。
子供にとったら1日のクライマックスみたいなものです。
夏なら7時半くらいまでは遊べます。
冬は5時過ぎに暗いので全身デコトラ張りにLEDライトで武装させています。※帰り道に公園が沢山あって助かった!
正直、一般的な家庭に比べるとかなり変わった過ごし方だと思います。
1日3食のうち、夕飯に比重を割いていない時点で確かにおかしい。
多分、「あそこは父子家庭だから」と話のネタになっている事もあるでしょう。
でも、自分の選択に迷いは無いので余り気にしていません。
要は子供が元気に一日を終えたらそれでいいんです。
この体力勝負戦法、父子家庭にはおススメです。
寝ない事に悩むよりも、ごはんの途中や、お風呂の中で落ちてしまう事に悩むようになりますよ(笑
注意)子供が1人だから可能な技だと思います。
子供の体力は「回復は早い」が「底は浅い」事を覚えておこう。
子供のガス欠は突然やってくるで
子供のエネルギーは確かに凄い。核エンジンを積んでいるようです。
大人が根負けする事も多いと思います。
でも冷静に考えると案外そうでもないんです。
大人が子供のエネルギーに負ける時、それは
- 大人の運動不足
- 大人が子供の目線で遊んでいる
- 子供に合わせている。
- 遊ぶのが面倒だと感じている
- 「早く終われ」と願っている。
この状態だと大人は子供には多分敵いません。
なので、大人のペースに子供を巻き込んでしまいましょう。
大人が本気で相手をすれば、子供は120%のエネルギーで頑張るので、1時間程度遊べばもうガス欠になります。
帰りの抱っこや自転車の上で「寝落ち」しない程度の体力調整は大人がしてあげましょう。
そうしないと帰宅した途端に「復活」しますので厄介です。
「子供が寝てから○○をしよう」は基本的には無しが良い
これはアカン
父子家庭や母子家庭問わず、お子さんが多い家庭等でも「子供を寝かしつけてから○○をしよう」という段取りを組む事は多いと思います。
これはやめた方がいい。
子供相手にタイムスケジュールを組み込むと、まず破綻します。
子供はそんなに都合良く立ち回ってくれません。
僕の経験上、子供はそういう時ほど何故か眠らない。
予定時刻に寝てくれない子供を相手に、イライラが溜まったりして子供に強く当たってしまうケースは多いと思う。
これ、子供はただの被害者です。
そういう時こそ、大人ならではの柔軟性を動員しましょう。
今日やらないと地球が滅ぶ訳じゃないんです。
僕は基本的に翌朝に全て回しています。
>>次は「1周回ってシンプルになる父子家庭の子育て論」