素人が真夏に芝生を張ったお話し。
[最終更新日]2016/12/30
ざっくり言うと
- 素人が真夏に芝生を張った
- 簡単だった。
- 多分、失敗する人にはそれなりの理由がある。
素人が真夏に芝生を張った。
僕が何故真夏に芝生を張ったかのお話は「芝生編」にて。
この記事は「芝生を張る」という事を考えている人へのものです。
全く父子家庭とは関係ない内容となります。
自分が初めて挑戦した時、ネット情報にかなりビビらされたので自分の例を載せておきます。
結論:簡単だった。
ネット上では「自殺行為だ」とか「素人がするもんじゃない」とか色々と書かれていた
「真夏の芝生張り」
なのですが、いざやってみると特に障害も無く完了しました。
余程の寒冷地でなければ、後は日当たりさえ良ければ大丈夫なんじゃないでしょうか。
作業1:雑草を抜く。
こんな感じの雑草を
こんな感じに抜いていきます。
ごみの量が物凄くなった。
作業2:土と石を分別、階層化する。
個人的にはこれが一番重要だったなと思う。
庭の雑草が抜けたら今度は「振るい」にかけて石を取り除きます。
石と砂がごちゃ混ぜだった状態を「砂の層(上層)」「小石の層(下層)」に階層化しました。
これは芝生の水はけと根の定着が促進されるかなーと思ってしました。
階層化した土の上に、目砂(目土)を床土として敷きました。
土の厚さを1~2センチくらい追加するイメージです。
ホームセンターで売っていたものです。「芝生の目土」というもの。
1袋598円くらいかな。
「目砂」「目土」「床土」と色々とあるみたいですが、基本的に全部併用できる気がします。
インターネット上には「目砂用」「床土用」「目土用」を別にしないと駄目。
なんてご意見も沢山ありましたが、僕の場合は全部併用できました。
中身は「土佐珪砂」でした。
土じゃなくて大丈夫なんやろか、とも思いましたが全然大丈夫でした。
今となってはですが、実はもっと安い「プランター用の培養土」でもいけたんじゃなかろうか。
作業3:土壌改良をした。
個人的にはこれが二番目に重要だったなと思う。
今まで全く世話をしていなかった土なので、土壌改良をしました。
完全に適当です。
- パーライト
- 肥料
- 苦土石灰
をざっくり買ってざっくり撒いて、鋤きました。
作業4:芝生を張った
土ができてしまえばやる事は残すところ二つのみ。
- 1.芝生を張る
- 2.水をやる
という訳でしました。
芝生を通販で買いました。
ホームセンターのは素人の僕がわかるくらいに「質が悪い」。
自宅ならともかく、原状回復の芝生なので僕は通販で良質の芝生を買いました。
品種は「高麗芝」です。
費用は送料が総額の半分くらいを占めて15,000円かな。10~12㎡分くらいだったような。
ホームセンターなら芝生単価が半分で済むので、自分で持って帰れば5,000円くらいで済んだと思います。
芝生を庭に張っていきます。
「目地張り」ですが隙間は少し小さめに3cm程度にしてみました。
理由は思いのほか芝生が余りそうだったからです。
作業4:張り終えた芝生に目砂・目土をする。
これが芝生を張り終えた状態。
隙間に目砂・目土を仕込んだらこんな感じ。
仕上げに「板」で芝生を土に圧着させました。踏み踏み作業。
もうやる事が「水やり」しかなくなりました。
作業5:朝晩の水やり
個人的にはこれが三番目に重要だったなと思う。
後は朝晩、ひたすら水やりをしただけです。
水の量は土が水を吸収しきれないくらいのたっぷりに。
それを朝晩2回です。
それだけしかしていません。
結果:芝生は2か月でこう変化していった。
刈込とやらをしていないので少しボコッと出た部分がある。
とりあえず、
- 真夏(8月初旬)
- 素人
- 芝生(高麗芝)
というネットでは「自殺行為」とされるような真夏の芝生張りでしたけど、できました。
流石に定着もしていると思います。
素人の僕が真夏に芝生張りに挑戦できた理由。
僕は最初、ネット上で情報を漁りました。
色んな情報を見てビビッて、僕には無理かなと思ったりもしました。
悩んだ僕は北海道生まれの自然に揉まれた男に相談をしました。
その昔、コタツでヨーグルトを作っていたというこの男が「やめておけ」と言ったらプロに任せようと。
その彼からの返事は非常に簡潔でした。
- 芝生なんて所詮は「草」だ。
- 「草」は土を作って水やれば勝手に育つ。
僕はその言葉を聞いて「取り敢えずやってみよう」と決断をしました。
彼に聞いて良かった。
僕がこれから芝生を張る人に伝えたい事。
芝生張りは難しく考えなくていいと思います。
ネットでやたら細かい説明をしている人は「ゴルフ場の芝生」前提ではないでしょうか。
僕の近所の分譲地では芝生なんてもう滅茶苦茶な張り方をしています。
僕がしたやり方ですら丁寧過ぎると感じたくらい。
ネット上にちょこちょこ登場される「芝生が定着しない」という人たち。
写真を見る限り「それなりの理由」があると僕でもわかった。
- 土を作っていない。
- 水をやっていない
- ホームセンターなどの痛んだ芝生を張っている
- 張り方がベタ張り
- 場所が日陰
これで殆ど説明がついていました。
僕が感じた芝生張りの条件はこうです。
- 日当たりの良い場所
- 高麗芝
- 土をしっかり作る
- 水を朝晩しっかりあげる。
これだけで大丈夫だと思います。