僕が感じた「イクメン」という言葉
[最終更新日]2017/10/14
「イクメン」は世の中が作った流行語みたいなもの。
「イクメンってどう思いますか?」という質問みたいな一文が良くお問い合わせの最後に入ったりしています。
結構な数が続いたので僕が「イクメン」という言葉に感じている気持ちを少し。
僕は「イクメン」という言葉自体にはあんまり関心がありません。
- 「保活」
- 「ワンオペ育児」
- 「イクメン」
いずれの言葉も「子育て」というジャンルにおいて「話題作り」の為に作られた流行語の様なものだと思っているからです。
造語によって話題を提供しようという事ですよね。
土用の丑の日もそうだし、バレンタインデーだって畑違いの造語仲間だと思います。
話題を提供し、世間の関心を集め、一つのムーブメントを起こす。
それが今回は「育児」というジャンルだったという事だと思います。
実際、今は大分落ち着いてきた様に感じます。
そこに乗っかろうとするパパが頑張ってるのだと思う。
自分で「イクメン」を名乗る場合は流行りに乗っかって何かの足掛かりにしたいから。
注目してもらう為の1手段だと思います。
メディアが「イクメン」をキーワードに使う場合は話題性に乗っかりたいから。
これも注目を集めたいからですよね。
そういう意味では「イクメン」という言葉はある程度の役割を果たしていると思います。
イクメンをキーワードに世に出た人もいますし、今では選挙で「イクメン」をアピールする人もいますし。
実際に「イクメン」って何よ、という話。
「イクメン」という言葉自体が話題提供の「きっかけ」として作られた造語だと思っていますので、正式な「イクメン」の定義なんて無いと思います。
「イクメン」という言葉を生み出した人も、そこまで深く考えていないのではないでしょうか。
「子育てに参加するパパ」くらいの認識。
それだけ、世の中のパパが子育てに参加をしていないという事なんだと思います。
その代わり、ストレス一杯の社会で頑張る訳だからそこは仕方ないと思います。
おっと話がそれました。
僕が感じている「イクメン」って結局は「ママの子育てサポーター」としてのパパかなと思います。
それ以上パパが子育てに参加したら揉める家が出てくる気がします。
子育てが50:50になると結構ややこしいんじゃかろうか。
パパが本格的に子育てに参加すると、必ず「子育ての方針」について関心が出てくると思います。
- 歯磨きの仕方
- ご飯の食べさせ方
- 躾の内容やタイミング
- 習い事の数
- 休みの日の過ごし方
等々。
子育てに目覚めるパターンです。
これはママにとっては嬉しい反面、面白くない面も出てくると思います。
基本的にママに子育ての負担が集中している代わりに、子育ての方針はママの方針がそのまま採用になっているはずです。
でないと子育てなんてできない。
そこにパパが本格参加してくると子育て方針が二つになります。
自分が子育ての中心であればその役割分担からも主導権を握れますが、半々となると発言権も対等です。
僕はこれは結構厄介な事だと思います。
なので世間的に「イクメン」に求められている姿は
「ママのサポーターとしてのパパ」
多分これだと思います。
主導権は今まで通りママに。パパはママの負担を軽くする支えとなる。
一見すると男が掌で踊らされている様にも見えますが、晴れて「イクメン」の称号が与えられる訳なので、パパも案外満更じゃないと思います。
結論としては、僕からみたイクメンは
「子育てというより、熱心に子供の世話をするパパ」
という感じです。
僕はイクメン、いいと思いますよ。
子供とパパはもっともっとコミュニケーションを取った方がいい。