しっかりピカピカ子供の歯磨きの仕方
[最終更新日]2018/01/02
ざっくり言うと
- ブラシのストロークは歯1.5本分
- 要注意は奥歯の歯間
- 「守る」と「覚えさせる」の両立
歯磨きのブラシストロークは歯1.5本分
この失敗は結構多いそうです。
歯1本分だけのストロークでゴシゴシしていると「ブラシの真ん中」がたわむだけで、ブラシの毛先が全くスライドしません。
なので、結構しっかり磨いているつもりが、実はあんまり磨けていないという悲惨な結果を迎えてしまいます。しっかり歯磨きをしているのに虫歯になる理由の一つがこれです。
そういった事にならないように、歯1.5本分のストロークで歯磨きに臨みましょう。擦るというより、掃き出すイメージの方がいいかもしれません。
力を入れる必要は無いです。
ブラシの毛先で掃き出してあげればプラークは綺麗に落ちます。但し、磨き方については歯科衛生士さんによって結構言う事が違ってくるので要注意です。
そういう場合は「歯ブラシってどういう理屈でプラークを取るの?」という原理原則に立ち返りましょう。
本来の目的から鑑みると、答えは一つになりますから。
要注意は奥歯の歯間
ここが最も虫歯になりやすいポイントだそうです。歯科検診の度に言われると思います。
糸ようじなどの補助具を勧められると思いますが、歯間ブラシかフロス、糸ようじかはそれぞれの好みで良いと思います。
我が家は丸型ヘッドと360度タイプの2つが基本の歯ブラシで、後はスケーラーを使っています。糸ようじより余程プラークが取れます。
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歯間の歯磨きは糸ようじでないと難しいというのではなくて、「歯磨きの仕方」に問題があるから磨けていないケースの方が多いのではないかなと僕は思います。
ヘッドが長方形の歯ブラシは奥歯が本当に難しい
一般的な歯ブラシはヘッドが長方形のタイプばかりです。これは本当に奥歯の歯磨きが難しいと感じました。
ブラシの手前部分で磨こうとしても、ブラシの頭がコツンとぶつかってしまい「目的地に辿り着けない」状態に陥ったのです。個人的にはあれは止めた方がいい。
辿り着けないなりに磨いても、そりゃもう全然磨けない。
素直に歯ブラシを変えた方が早いです。
これは本当におススメです。
ブラシは様々な角度からアプローチするのが大事。
僕ら大人がする歯磨きは非常に単調です。
- 横磨き
- 縦磨き
だけで済ませる家の方が多いと思いますが、これだと磨き残しが非常に多くなります。それは虫歯になりやすいです。
保護者が歯石取りで歯医者に行った際、衛生指導で歯磨きの仕方を教えてもらうと思いますが、
- 力は弱く
- お箸持ちで
- 角度を変えて何度も
という3点を伝えられるかと思います。この最後の「角度を変えて何度も」というのが肝です。
- 縦
- 横
- 斜め
この3つの角度を意識して歯磨きをしてみてください。
- 「角度」
- 「ストローク」
この2つを変えるだけで、面白い様に歯がツルツルしだすと思います。まずは自分で歯磨きを試していって、自分で納得する形が見つかればそのまま子供に実践すれば良いだけです。
歯を「守る」と歯磨きを「覚えさせる」の両立が重要
歯磨きについては「小学校の入学前まで虫歯無し」にする、というのが保護者の中で一つのステータス的なものになっているみたいです。
- そこまで守れたら一人前。
- そこまで守れなかったら親の不手際。
で、面白いのはそこから先で虫歯になったら「本人の責任」だそうですが、僕はこの理屈は変だと思う。
「子供がしっかり自分で歯磨きができる様に教える」
これが一番の責任じゃなかろうかと思うのです。子供の歯が虫歯にならないように守るのは当然です。子供はまだ歯磨きの方法を知りません。目的も知りません。
親が守るだけ守って「後は自分で」と突然放り出されても「拙い歯磨き」に終始するだけです。何せ歯磨きの仕方も正しい目的も教えてもらっていないのですから。
「親の仕上げ磨き」は「子の歯磨きの自立」までの繋ぎだと僕は思います。そして「子の歯磨きの自立」とは就学までの期間の話ではなくて「1人前の歯磨きっ子」になれる瞬間までの話だと思います。
つまり
親から子への「歯磨き指導」が抜け落ちている!
これ本当に問題だと思います。
僕が気付いた原因「親が歯磨きを適当にしてきた」から。
最近になって気付きました。
皆、改めて歯磨きを考えたり、しっかり歯磨きを勉強したりしていません。虫歯ができるかできないかばかりを気にしています。後は歯並び。
- 親が歯磨きを知らない
- 親が歯磨きを教わってない
つまり親もその親世代からきちんとした歯磨きの教育を受けていないから同じ様な循環が続いているだけなのです。
もっと「親世代」への歯磨き教育もした方が良いと思います。この国には「親になる学校」が絶対に必要だ。