保育園の先生の成長から感じたこと。
[最終更新日]2017/05/18
写真提供:ペイレスイメージズ
ざっくり言うと
- 保育園の先生が成長していた
- 最初は「この人、大丈夫か」と思っていた先生だった
- 立場が人を成長させた
新年度の保育園で気付いたこと。
うちの娘の担任は2年目の先生です。
まだ若い。
去年は慣れない環境で頑張っている感がありありで、2年目になったら慣れてくるんだろうなと思っていました。
どっしり構えた担任の先生のサポートを頑張っている印象だったかな。
そんな先生が2年目に「担任」となった。
前のどっしり担任は園3年目で寿退社。本当に保育士のサイクルは早い。
「2年目とはいえ、まだ早いんじゃないの」
と正直思っていた4月だったのですが、
最近、先生の顔つきが変わったのに気付きました。
毎日見てる訳ではないのですが、明らかに3月とは違う。
新卒社員が一つ階段を上った時みたいな感じです。
顔が凛々しくなっている。
ああ、成長したんだなーと。
与えられた環境が成長を促したと思う。
去年は副担任みたいなもので、担任のサポートだったのが今年は自分が担任。
責任感とか自覚が絡まりあって成長につながったのだと思います。
いつのまにか「頼りになる顔してるなー」と思えるようになっていました。
自信のある人間はやっぱり堂々としている。
堂々とした振る舞いはこちらに安心感を与える。
で、ここからが本題なんですけど、それを見て思ったわけです
「人が成長するってやっぱりいいなー」
と。
そして、この「何かいいなー」が人を育てる醍醐味なんだなとその時ふと気付いたのです。
「何かいいな」が無ければ「フォロー」が「手間」にしかならない。
子供の成長も同じだと思います。
- 出来なかったことができるようになる。
- 子供が他人を思いやれるようになる。
- 子供が片づけをできるようになる。
こうした子供の変化・成長を「何かいいな」と感じられるなら子育ては楽園にしかならない。
子供の成長そのものがプライスレスに感じられる訳です。
でも
- 「この年ならできて当たり前」
- 「はやくできるようになって」
- 「自分でしてもらいたい」
といった「自分の手間を減らす」為の成長を望んでいる場合は、手間のかかる時期の子育ては「疲れるもの」になるのだと思います。
これ「即戦力を求める会社の上司そのものだ」と思いました。
- 自分の手間を省きたい
- 全部任せたい
- 責任は取りたくない(面倒は見たくない)
- 実力がついたら可愛くなる(手間がかからなくなったら可愛くなる)
人の成長を喜ぶよりも、一刻も早く自分の仕事を減らしたいが優先になっている状態。
だから何だと言われると何でもないのですが、ふと保育園の先生の成長を感じてから、ここまで話が膨らんだというだけの話です。