瞬速などで「左右非対称インソールタイプ」の日常履きは避けてください。
[最終更新日]2017/10/14
爆発的ヒットをした瞬足。足育タイプも出ていますが子供さんのタイプをしっかり把握しおいて下さい。
左右非対称のインソールはトラック専用です。
「運動会で一等賞を取りたい!」そんな子供の願いを適える魔法の靴として登場した「瞬速」という靴。
左右非対称のインソールを装着してトラック競技における走行性を一気に高めました。実際に瞬速で足が速くなった子供達が沢山います。というかトラック競技なら普通の靴より普通は速くなります。
それは「反時計回りのトラックを走る」という前提条件で設計されたものだからです。逆に右回りで走れば遅くなります。インソールの傾きが余分な抵抗となるからです。
左右非対称タイプは日常履きは避けてください。
今回、HPでお伝えしたい事は「日常履きを避ける」という事です。
左右非対称のインソールは履いているだけで身体が左へと傾きます。日常で「インソール左右非対称タイプ」を履き続けていると左肩下がりの疑似側弯を作ってしまうリスクが出てくるのです。
傾斜は僅かですが「毎日」となると話は別です。身体を蝕むのは常に「毎日、少しずつ」の積み重ねなのですから。
とにかく「インソール左右非対称タイプ」の靴は「トラック走行専用設計」だと考えておきましょう。
勘違いが何故起こるのか?
瞬足を日常履きするというケースがどうして増えているのか。気になったので公式HPを覗いてみました。
2003年、「瞬足」は、学童の通学履き用として、
また運動会の競技でも威力が発揮できるシューズとして発売されました。引用:http://www.syunsoku.jp/about/what/
恐らく「学童の通学履き用として」の文言が真っ先に目に入っての勘違いかなと思います。確かにこれでは勘違いをしてしまうかもしれません。
しっかり読むべきだとは思いますが、最近はキャッチだけで判断をする事も多い時代です。こればっかりは誰も責められないなぁと感じます。
「瞬足:足育タイプ」はインソール左右対称
瞬足には「足育タイプ」というものがありますが、こちらはまさしく普段履き専用設計です。インソールは左右対称で「アナトミーインソール」という別設計のインソールとなっています。ここに気付いていない人が多いのでしょう。
瞬足には「日常履き」と「トラック競技用」があると知ろう
瞬足といえば「運動会」
この強烈な印象が社会に根付いている為に「日常履き」専用の瞬足がある事に気付いている人が余りいません。「日常履き」の存在を知っていたとしても「インソールが左右対称になっている」という違いを理解している人が少ない為に「日常履きじゃないけど瞬足あるからいいや」と普通に日常履きをさせているケースが多いのです。
ブランドのインパクトが強すぎるとこうなるんだなと実感しました。
スポーツタイプ、マラソンタイプも「左右対称インソール」
ちなみに瞬足には「スポーツタイプ」と「マラソンタイプ」もあります。こちらは「左右対称インソール」です。これでもう「左右非対称インソール」はトラック競技専用設計という事が理解できると思います。
日常履きをうっかりさせている、そこまで深刻に考えていなかったという保護者の方はできれば「瞬足:左右非対称型」は運動会専用にしておいて「瞬足:足育 or スポーツ」タイプをもう一足買ってあげてください。