【不登校伝記(2年1学期):終章】「今のこの子」を大切にできる場所とは
[最終更新日]2021/03/21
今の娘を大切にできる場所
今のままで成長できる場所
外の世界に目を向けた
学外の道を模索開始
別室登校に可能性を見出せなかった僕は「今は撤退すべき」と考えながらも、決断できずにいました。
明日から急に行くかもしれんし
まだ頭の片隅にこんな気持ちがあったからです。本当に親は身勝手なものですね。
そんな身勝手な僕にとんでもないメガトンパンチが落ちました。
きっかけは歯科検診
別室登校を悩んでいた時、娘に歯科検診の連絡が入りました。市が運営しているフッ素塗布とか色々してくれる取り組みです。
気分転換になるかな
こう思って娘と2人で出かけたところ、僕の想定外の出来事が起こりました。
・・・・・・怖い
5歩手前まで「今日は口アーンするだけ?」と普通に聞いていた娘が、部屋を前にして急に固まったのです。
な・・・んだと・・
不肖、国王。ここで初めて気付けました。
娘の問題は学校じゃない。
娘の内側にある何かだ
遅い、遅すぎる。今更か。
ですが、大きな一歩でした。
そうとわかりゃ動くぞ!
取り組むべき道が「自分の中」で開けた瞬間でした。
ありがとう歯科検診!恩人だ!
なお、歯科検診は無理でした。
結果、歯科検診は無理でした。部屋には何とか入ったものの、中で先生の膝に頭を乗っけてアーンが怖かったみたいです。警戒心が半端ありません。
それはわからないでもなかったです。
先生、イライラがオーラになっとる
これ、小学校入学前の予防接種でもそうだったのですが、淡々と流れ作業を前提にしている先生は「拗らす子」が出ると途端に苛立ち始めます。「早くして」的な空気を出すのです。※先生によると思うけど
言葉は優しくても空気は濁る。言葉遣いが丁寧でも言葉自体に棘があるのが良くわかるのです。僕ですらそうだから娘にはもっとだろうな。
現に歯科衛生士さんには心を開いている。
歯科衛生士さんの膝でええんちゃうの
こんな事も思ったり。
自分の思考が目的解決型なので、どうしても柔軟性に欠けるなぁと感じてしまいます。迷惑かけているのはこっちなんですけど。
- 子供は迷惑を掛けたらアカンのか。。。
- あ、迷惑を掛けない様に躾をしとくのが大事なのか?
- 何かこう、しっくりとこない。
娘の色々な出来事を通して、色んな物・コトを実際に目で見て感じて、とても良い社会勉強になりました。
「何か変」と感じる事がそこら中に転がっているのです。「困っている子」程に追い詰められる仕組みが充実しているというか。
何だこの余裕のないシステムは
学外の道を模索開始
道が開ければ後は突き進むのみ!迷いが無いからスッキリ感が凄い!
学校は撤退!
娘に今、必要なものは「別室登校」ではなく「娘に足りない物を補う」事だと気付いた僕はやっと決断できました。
I’ll be back.
在籍校を一時撤退!
戻れるならここに戻ろう。だがしかし、もっと娘に適した場所が外にあるならそちらに目を向けよう。
公立小学校が「既定路線」から外れた我が家。目指すのは大きく分けて2つ。
- 娘に足りていない物を補完していく
- 今の娘を大切にできる場所を探す
「1」は僕が日常を通して伝えていけばいい。「2」は公立・私立・フリー問わず、何処でもいい。娘にとっての最善を探そう。
そうして我が家の1学期前半戦は終わりを告げました。文章にすると結構な量ですが、フリースクールAに連絡を取ったのは4月10日です。新学期始まって1週間目?
凄い密度の濃い1週間でした。
【不登校伝記(2年1学期)】 完
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