2.学校へ連れていく+引き渡し
[最終更新日]2021/03/21
2.学校へ連れていく+引き渡し
効果測定:☆☆☆☆☆(5→-5)
不登校や行き渋りは「登校刺激が大事」と大抵の書籍には書いています。色んな先輩に相談をしても似た様なアドバイスを頂きました。
そこで折れたらダメだよ。長引くよ。
あ~、それ「試されてる」ね~
そこで負けちゃ駄目よ!ダメダメ!
こんなアドバイスがとにかく多かった印象です。大切なのは「親が毅然とした対応を続ける事」だそうです。
そうなのか。よし、やってみよう。
という訳でやってみました。学校側も「落ち着いたらスーッと合流する事も多い」との事。娘の場合はどっちかなんて誰にもわかりません。ならばやるしかない。やろう。
という訳で始まった「学校引き渡し作戦」でした。
これは時系列でみると本当にわかりやすかったです。
- 起:離れる時だけ号泣、落ち着くとケロリとクラス合流。学童まで参加。
- 承:すんなり離れて「バイバイ」と手を振る様に。学童まで参加。
- 転:揺り戻しが起こり、今度は教室を嫌がる様に
- 結:ずっと廊下や保健室でウロウロする様に
前半の効果はテキメン、後半の失速と滑落もテキメン。結果的に残ったのは「教室嫌だ」というマイナスの感情でした。前半戦では学童のお迎えを早くした僕に「最後まで残って遊びたい」と言っていた娘。「何だこの凋落は?」と戸惑いました。実際に取り組み、味わったからこそ確信しました。
これはアカンやつや。
もっと早く決断すべきでした。「転」の時点で気付いていたのです。
これ、状況が悪化してる。ヤバイ。
なのに、親はどうしても思ってしまうのです。
これ、今日だけちゃうか?
明日は行けるんちゃうか?
何という自己中心的な判断でしょうか。根本的な土台が整っていない娘はちょっとの躓きでも一気に揺り戻しが起こります。感覚的に感じ取っていたはずなのに。
でも、ついつい「前はできてたやん」と「できてたからきっと戻れる」という都合の良い解釈で関わってしまう。
これは2次障害への直行便だと思う。
娘の場合は漠然とした不安から「教室は怖い」という感情まで芽生えてしまいました。
完全に僕の判断ミスです
僕の欲が娘を追い詰めた
仕事の調整はできていたのに、学校へ行けている娘を前に「このままいけるんじゃないか?」と欲をかいた自分が悪い。そして揺り戻しが起こった娘に「1~2日でまた復帰するんじゃないのかな」と都合良く考え「明日こそきっと行けるだろ」とズルズル続けていました。最後は「後〇日で1年生も終わりだし」と。
直感的に「引き返すべき時」とわかっていたのに「今ここで引いたら長引くんじゃないか」と思い、押し切ろうとした親の身勝手。
娘が2年生になった今、1年生の付添い登校などもよく見かけます。個人的にはあれをするくらいなら暫く休ませてあげたら良いと思う。2~3日親子で頑張って、手応えが無かった時点でサッと引き上げ、別の場所を探してあげたら良いと思います。
僕と同じ轍を踏まない為にも。
>>次は「学校に任せる」