生活発表会での撮影について
[最終更新日]2017/07/30
ざっくり言うと
- 子供の成長を動画や写真には残したい。
- だが、子供が向かい合うのが「レンズ」というのは悲しい。
- 最初と最後だけパシャッとして終わる事にした。
その「選択」は親として非常に悩む。
普段知る事のない子供の日常を覗き見できるイベント。
それが保育園における「生活発表会」です。
子供の成長の記録として、ここぞとばかりにビデオやカメラを引っ張り出してしまいます。
出してしまうのですが、いざ園に着くとちょっと考えてしまう。
考える事は皆同じ。
そこにはカメラだらけの現実が待っている訳です(今はスマホが主流)。
子供がカメラに囲まれている。
それぞれの親は自分の子供に夢中だが、一歩枠の外に出てみると「何かの記者会見か」と思うような状況になる場合も結構あります。
運動会とかもそうなんですけど、子供は見てもらいたいのに親が撮るのに集中というのは。。。。
いいのかな、と自問自答してしまう事があります。
大人のシャッターチャンス=子供には「親に見て欲しい瞬間」
これは僕の勝手な妄想です。
でも遠からずな気がする。
僕が参加した生活交流会では、今日の為に練習をした歌を歌ってくれたり、親と一緒に遊ぶプログラムが用意されていたりと、子供が「えっへん」とできるシチュエーションが豊富に用意されていたと思います。
要所要所の見せ場では子供がここぞとばかりに頑張る訳です。
「パパ・ママ見て見て!凄いでしょ!」と。
その瞬間に子供が見た先には親の笑顔があれば僕は最高だと思うのですが、現実は結構な確立で「スマホのレンズ」が向いている訳です。
子供の満面の笑顔は絶対に残したい被写体です。
両者の思惑が完璧にすれ違う瞬間だと僕は思ってしまったのです。
ちなみに、何故こんな気持ちになったかというと、娘が僕の傍を全く離れる事ができず、僕は娘と一緒にずっと子供側で歌を歌って踊ってと遊んでいたからですw。
お母さんやお父さんの笑顔よりも、ビデオカメラとスマホのレンズばかりと目が合うのはそりゃもう強烈でした。
何か違う気がすると。
多くの園は実際に困っているそうな。
後で知った事なんですが、結構これに悩む「園」は多いそうです。
中には大人の言葉で「撮影より子供見てね」というプリントが配布される園もあるそうな。
今、この瞬間の子供にとっては「親が見ている」がベストだとは思いますが、後になって「あの時の思い出」を残せなかったという悔しい思いをするのも嫌だろうし、永遠のテーマな気がします。
バランスを取るのが一番なんですが、写真なんて完全に水物なのでそう簡単にはいきません。
当事者にとっては難しい問題だと思います。
とりあえず我が家は撮影は最初と最後にした。
そんなこんなで、我が家の場合は「最初と最後」のメリハリだけ写真に収める事にしました。
途中の演目は基本的にストーカーの様に目で追っています。
とりあえず、僕が思っていた以上に子供はやっぱり親の方を見ているものでした。
もう、チラチラ確認が凄い。うちの娘だけだったらどうしよう・・・