「母性」と「父性」に縛られない事
[最終更新日]2021/03/22
ざっくり言うと
- 「母性」は母が与えるから「母性」なのではない。
- 「母性」とは何か?「父性」とは何か?そこが問題だ。
- 何より大事なのは与える順番だ!
「母性」とは母が与えるから「母性」なのではない。
これは知っておこう。
父子家庭である我々を悩ませる言葉が「母性」です。
- 自分は「父親」なので「父性」しか与えられない。
- 「母性を受けない子供は○○になる」とは本当か?
- 「父性」と「母性」がセットでこそ「健全な育成」が成り立つそうだ。
こういった悩みが頭をグルグル駆け巡ります。ネットで情報を集めると余計にそうなる。不安を煽る内容が検索上位に出てきているからです。
「母性」とは何か?「父性」とは何か?そこが問題だ。
wikipediaによれば
母性が子供の欲求を受け止め満たして子供を包み込んでいくことを指し
父性というのは子供に忍耐・規範(社会的ルールや道徳)を教え、子供を責任主体として振るまうようにし、理想を示すものである。
だそうです。
母性とはこうだ
「子供の欲求を受け止め満たして子供を包み込んでいくこと」
父性とはこうだ
「供に忍耐・規範(社会的ルールや道徳)を教え、子供を責任主体として振るまうようにし、理想を示すもの」
これは「父親でないと駄目」「母親でないと駄目」というものではありません。どちらでもできる事です。家を守る人間と外で働く人間の役割分担がそのまま「母性」と「父性」に置き換わったのだろうと思います。
要は「許容」と「躾」という事だ
一番大事なのは与える順番だ!
ええか、許容を先にするんやで!
全国の父子家庭のパパに伝えたい事はここ!!
必ず「母性とされるもの」から入り、その先で「父性とされるもの」を与えていく事。
子育て論で有名な「佐々木正美」さんのHPでもありますが、僕もその通りだと思います。というか、僕が理想とする「子育て四訓」もやはり母性とされる「受け入れる事」が最初です。
「人馬一体」ならぬ「親子一体」だと僕は良く言っています。
あのビッグダディも言っていましたが「ゲップがでるくらいの親子関係」の先に親からの自立が待っていると思いますので、子供が自分の手を離れだしたと感じた時、徐々に「父性とされるもの」を与えていくのが最適だと思います。
遅いくらいでいいのよ。本来は。
現代の育児は極めて「父性的」だと覚えておこう
躾やら習い事、これって全て「父性的」なものだと覚えておきましょう。ぶっちゃけ、幼稚園の教育すら「父性的」だと僕は思う。保育園は逆に「母性的」だと。※娘が両方に行ったので経験則
今の世の中、ママが物凄く「父性的」だと思います。子供に子供らしさを許さず「しっかりさん」になる事を求めている。
正に社会秩序への早期合流です。父子家庭になって僕は感じました。
「家庭から母性的なものが減ってきているんじゃないか」と。
習い事に泣きながら通う子供、幼稚園の組体操に泣きながら取り組む園児など。達成した喜びは格別だけど、その過程でこんな小さな子供を追い込むのかと。
これも時代なのかもしれません。
お受験なんて超父性的な行動ですし。
>>次は「生活レベルはドンドン下げて良い。」