1周回ってシンプルになる父子家庭の子育て論
[最終更新日]2021/03/23
ざっくり言うと
- 子育てを考えると最後はシンプルに辿り着く。
- 自分なりに辿り着いたシンプル論を残してみようと思う。
- これは僕の「子育ての轍」だ。
- 経験則なので「断言」系が多いです。
- 気付いた先から追加していきます。
1.生まれた瞬間から、子供シフトを取ろう。
詳細記事:「0歳の育児はこれでいい」
自分の昨日までの人生に「子供」を合流させるのではなく、迎え入れた子供のリズムに自分が合流する形。子供は真っ白なんだから、人生経験豊かな方が合わせてあげよう。
これで子育てストレスの7~8割は本当に消えると思います。
※つまり子育てのイライラは殆どが「子供が思い通りに動かない事」からくる。
2.「子に求める」より「子に応える」育児にシフトしよう。
子供にTPOに応じた振る舞いを求める親は多いですが、子供は人間というより動物に近い存在なので無茶だと思います。
なので、可能な限り「親が子の望みに応える」という形にシフトしましょう。そうすれば子供からも絶対的な信頼が積み重ねられていきます。
※子にとって「絶対的な安全地帯」としての存在感を示しておこう。それは「母性」と呼ばれる要素でもある。
3.子供の仕事は「汚す」「壊す」「散らかす」
子供の仕事は「遊ぶ事」です。遊びを通して多くの事を学んでいきます。
ただ、子供の遊びは大人の頭にある「遊び」とは少し違っているので、そこの調整を「大人が」取りましょう。
「どうしてうちの子は。。。」と思ってしまうかもしれませんが、
子供とは本来、そういうものだと思います。
幼稚園・保育園の年齢で大人の様に振る舞える「しっかり屋さん」の方が僕は怖い。
※子供は子供らしく自由に。謝るのは僕ら大人の仕事でいい。
4.子供のメッセージは「言葉」だけとは限らない。
過去記事「娘のイヤイヤ期から反省をする。」
子供は全身を使って大人にメッセージを出してきます。
- 泣く
- 叫ぶ
- 怒る
- おねしょ
- おねだり
- 甘えた
- 構ってちゃん
- 地団太
- 子供返り、イヤイヤ期、思春期と呼ばれる時期もそうだと思う。
これら全ての振る舞いは、子供から大人に向けたメッセージです。
子供が自分に届けようとしているメッセージをしっかり読み解きましょう。
※子供は納得すればいつも通りに戻る。我慢・辛抱はさせない方が良い。
5.社会保障前提の育児設計はしない事。
児童手当、児童扶養手当といった「自分では決められない制度」に依存する部分があればあるほど、社会環境の変化に振り回されます。
なので、育児設計は各種手当が「0」前提で組み立てる方が無難です。
あってもなくても、どっちでも構わない。あれば助かるけど。
この状況になって初めて、父子家庭生活が「全て」自分の管理下に入ったと考えるべきです。
※最近は行政の子育て支援を「基本」に子育てをしようとする人が増えている気がする。
6.できない事は「しない」に限る。
過去記事:「我が家の食事について」
過去記事:「娘の食事もシンプルライフ化」
人には得意・不得意というものがあります。
なので、不得意なものは外に頼るか、諦めるかが良いと思います。
そもそも「あれもこれも」は不可能なのですが、ひとり親になると余計に「全てをそつなく」と考えてしまいがちです。
※「これだけは譲れない」という点以外は譲ってしまおう。
7.子育ては「言葉」より「振る舞い」で示せばいい。
過去記事:「子供は親の鏡であると再確認した。」
過去記事:「子供は「言葉」には従わない。「行動」を模倣する。」
子供は面白いように言動ともに「親をコピー」します。
なので「自分が育ってほしい姿」を自分が子供の前で見せていればそれで満点です。
これは嘘みたいですけど、本当の話。
子育ては本当に簡単。
でも、自分自身が試される修行の様なものです。
- 自分の至らなさ
- 自分の口だけの姿
- 自分のご都合主義
色んなものを「自分の振る舞い」から思い知らされます。
気付けば気付く程に、子供を怒れなくなってしまいます。
だって、自分もそうだから。
※多くの場合、自分の事を棚に上げている。だから子供は納得しない。
8.子供の一番の思い出は「一緒に遊ぶ」事。
過去記事:「子供には親との日常が全てイベントとなる。」
過去記事:「子供にとっての日常イベントリスト」
子供の思い出に特別な場所はいらないです。
「パパと一緒に遊ぶこと」
この点をクリアーしていれば「何処で」「何を」していようと最高の思い出になります。
- ただ、同じ空間にいる
- ただ、同じことをしている
- 義務的に「役割」をこなしている。
これは絶対に避けてください。逆効果です。
子供は「その場にいるけど参加していない」空気を察して一人遊びが好きな子になっていきます。
※その瞬間を子供と過ごせる事はとても幸せな事です。むしろ感謝したいくらい。
9.「できない事」より「できた事」に目を向けよう。
過去記事:「「できていない事」より「できた事」に目を向けよう。いっそ「した事」を褒めよう。」
父子家庭が陥りがちな点です。
- できてる事はいい。(できて当たり前)
- できない事をできるようにしよう。(それこそ価値ある成長だ!)
こういう思考回路で子供に接する人は多いと思いますが、子供は「褒めてもらいたい生き物」です。
なので、できなかった事は置いといて、「できた事」に目を向けてあげましょう。
失敗にばかり目を向けられると、子供は段々と物言わぬ子になります。
成功に目を向けていると、子供はどんどん自分からアピールしてくる子になります。
「できる・できない」の結果・ノウハウ論ではなくて
「褒める・認める」の情緒教育を優先しましょう。
- 怒られたくないから成功するまで頑張る(失敗できない)
- 褒められたいから成功するまで頑張る(見てもらいたい・認められたい)
は全然違うと思います。
>>次は「父子家庭で子供を真っ直ぐ育てる為に必要なもの。」